みんな同じ
経営者の皆様、少しご無沙汰してしまいました。
定期的な発信が止まってしまいました(汗)
本日から改めて定期的にブログを更新していきますので、是非見てください。
宜しくお願いします。
今回、皆様にお伝えした内容は決して経営者の方だけでなく、管理職、一般社員、新入社員の幅広い方に学んでいただきたい内容です。
その内容は、タイトル通りの事なのです。
『みんな同じ』この言葉には、会社というよりは社会でコミュニケーションを取っていく上で、欠かせない考え方だと私は思っています。
では、具体的にどのような事なのか?
あるオフィスの出来事です。
A課長:Bさん、急ぎでこの書類をコピーして、オフィス内の全員に配布して!
B社員:今、係長から指示された業務を終えてからで宜しいでしょうか?
A課長:先にこっちのをやって!急ぎなんで!
B社員:でも、係長から依頼されている時間に間に合わなくなるかもしれないです。
A課長:Bさんなら出来るから、これ先にやって!課長命令だよ!(笑)
この様な光景は、よく目にすると思います。
このA課長の行動により、生じるものはなにかを考えてみてください。
直ぐに分かりますよね。
B社員の不満の声が・・・
A課長の仕事は、今手元にある書類をオフィス内のスタッフ全員に周知することが仕事です。
本来であれば、全スタッフを集め書類の内容を指示をするのが当然の業務。もしくは、朝礼または、終礼時に伝えることが理想です。
ただ、A課長はそれをせず、コピーを配布して済ませようとしました。しかし、そのコピーして配布するのが面倒なので、部下のBさんに指示をして済ませようと考えたと思います。
この時の両者の心の声は・・・
A課長:面倒くさいからBさんにやらせよう。
Bさん:面倒くさいなぁ、それくらい自分でやってよ~。
このようなお互いネガティブな心の動きになります。
よくよく考えてみると、どちらの心の声にも『面倒くさい』が共通します。
そうなんです。自分が面倒くさいと思ったことは、みんな面倒くさいと思うということです。
私がいつも心掛けていたことです。
過去には色々な会社で部下を持って仕事をしてきました。
その時に、私が部下に口酸っぱくして伝えてきたことです。
もし、頭を叩かれたら痛いよね?みんな同じで、叩かれたら痛いのです。
だから、面倒くさいと思った仕事は、誰がやっても面倒くさいのです。
それを絶対に後輩や部下にやらせていけないと伝えてきました。
そこには、決してポジティブな感情は生まれないからです。
『オフィス内でネガティブな感情を生み出すことは、社会人として絶対にしてはいけないことである』
私の持論にはなりますが、若いスタッフへの教育にはこれだけは、何度も何度も伝えてきました。
そのため、私がプリントアウトした書類を近くのスタッフが気を遣って持ってきてくれた際には、しっかり御礼を伝え、『次からは気にしないで自分の業務に集中してくれたらいいよ』と伝えます。
自分も周りも同じ人間です。
自分が嫌な仕事は、誰が行なっても嫌な仕事だということを理解しましょう。
会社は、如何に社員が働き易い職場にするかで雰囲気が変わります。
ポジティブな職場のスタッフは、必ずポジティブになります。
ネガティブな職場のスタッフは、必ずネガティブになります。
コロナ禍で、ネガティブになりやすい状況ではあると思いますが、会社に在籍している全スタッフがポジティブになることを心がければ会社は前に進んでいきます。
そのための第一歩として、『自分もみんなも同じ』であることをスタッフ全員に周知していただく事をお勧めします。
全ての会社に通じることだと思います。
上司は部下の気持ちになって、また部下は上司の気持ちになって、お互いの気持ちを理解するととても働き易い職場環境にすることが出来ます。
是非、直ぐに実践してみてください。