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やりたいこと、できること

新型コロナウイルス感染症の収束が見えない中ですが、

2021年4月に新入社員を迎えられる企業、今年は見送りされた企業それぞれだと思います。

報道でもありましたが、2021年3月卒業予定の学生の内定率は、例年よりかなり厳しい状況が伝えられています。

確かに、この新型コロナウイルス感染症の影響を受け、採用を停止している企業は多くあると思います。

しかし、反対に新しい生活様式により採用枠を増やしている企業があるのも確かです。

この状況からみて、本当に就職難といえるのか?と、ふと疑問に思う瞬間があります。

私の業務は新卒採用のお手伝いもさせていただいております。

その時に本当に就職難なのか?と凄く感じる時があります。

それは、ある企業様の新卒採用のお手伝いをさせていただいている時に感じました。

『内定率が非常に良くない』という情報を報道や学校担当者様から多く耳にします。

そうの内容に間違いはないと思います。

しかし、私がお手伝いさせていただいている企業様から採用枠をいただき、新卒求人活動を行なっていましたが、なかなか応募が集まらずに手間取りました。

『条件的には例年より良い条件をを出して下さい』とお願いし、結構いい条件を出していただきました。

それでも、かなりの苦戦を強いられました。

この様な状態が、いくつかの企業様でありました。

この状況からみて私が思った事は、もちろん学生は、自分のやりたい仕事を目指して学業に励んでこられたと思います。

しかし、仕事とは『やりたい仕事』と『できる仕事』とは違います。

この未曾有の厳しい就活戦線下で、例年通りの活動をしている学生が多いのではないか?と、感じました。

また、例年通りのサポートをしている学校も多いのではないでしょうか?

ある学校の就職担当者様にお伺いしました。

学生が望む業種は、非常に就職難のため、『やりたい仕事』から『できる仕事』への提案を行ない、何とか内定率を95%まで上げることが出来たとお伺いしました。

内定がもらえないと悩んでいる学生がいる。その学生の希望業種の求人に応募が来ないと困っている企業がある。

ここにとても違和感を感じます。

学校もオンライン化が進み、登校する機会が減ったためサポートが出来ないのか?学生の意識の問題なのか?

学生たちが、やりたい仕事を目指すのはとてもいいことではあります。しかし、時には出来る仕事を目指すことも大切であることを導いてあげる必要があるのではないでしょうか?

そうすれば、学生の内定率はもう少し、改善できると思います。

また、この日本経済が厳しい中でも求人をかけていける企業が更なる発展を成し遂げられるのではないかと思います。

学校、企業が共に手を取り合って、『やりたい軸』から『できる軸』の提案を打ち出せれば、日本経済は少しでも前に進むのではないでしょうか?

2022年の就活が、コロナ禍の中で始まっています。

2022年卒も就職難が予想される中、色々な角度で『仕事』というものを見つめて欲しいと私は願っております。


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